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【グラフで見る】卓球がどれだけ生涯スポーツに適しているかを勝手に数値化してみた

pirosikitt

前回の記事で、卓球が生涯スポーツとして優れているであろう点を考察しました。

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もう少し他のスポーツとの比較を深掘りして、わかりやすく数値化してみたらどうだろうと思いついたのでやってみるのが今回です。

数値化のやり方

数値化する指標は前回の記事で挙げていた以下の6点。これらについて私の独断と偏見に基づいて勝手に5段階評価します。

  • 年齢性別による実力差
    • 小学1年生でも成人男性に勝てるか
  • 少人数でできる
    • 競技の成立に最低限何人必要か
  • 競技の場所が身近
    • 自宅からどれくらいでアクセスできるか
  • 費用が安い
    • 継続的にどのくらい費用がかかるか
  • 天気が悪くてもできる
    • 台風並みの土砂降りでもプレーできるか
  • 多様なプレースタイル
    • さまざまな楽しみ方ができるか

なお、前回の記事で挙げていた7つめの「競技レベルに応じた試合がたくさんある」については、私が他のスポーツの事情をまったく知らないので外しました。

ではさっそく見ていきましょう。

卓球

指標点数
年齢性別による実力差5
少人数でできる4
競技の場所が身近4
費用が安い4
天気が悪くてもできる5
多様なプレースタイル4

まずは卓球です。これはだいたい前回の記事で述べたとおり。たとえ小学1年生でも、数か月も練習すれば余裕で大人に勝てるのが競技の特性です。

ランニング

指標点数
年齢性別による実力差1
少人数でできる5
競技の場所が身近5
費用が安い5
天気が悪くてもできる1
多様なプレースタイル1

続いてお手軽スポーツの筆頭ともいえるランニング。家を出ればすぐ取り組めるのが魅力です。お金もまったくかかりません。ひとりだけでも全然大丈夫です。

年齢差は顕著に出ます。また、いかにタイムを縮め、いかに距離を伸ばすかだけが命題なので、プレーの多様性があるとはいえません。そのため、他者と競い合う競技性よりも、自己を高めるトレーニング的な性質が強いスポーツだといえます。

悪天候には弱く、土砂降りレベルだとさすがに危険なので即中止でしょう。

水泳

指標点数
年齢性別による実力差1
少人数でできる5
競技の場所が身近4
費用が安い4
天気が悪くてもできる5
多様なプレースタイル2

水泳は、個人のトレーニング的要素が強いという点は前述のランニングに似ています。

異なる点として場所がプールに限られますが、自治体ごとに設置されているケースが多いですし、スポーツジムやフィットネスクラブも視野に入れればアクセスはさほど悪くないでしょう。屋内プールが主なので悪天候でも大丈夫です。

多様性については、主要な泳法が4つある分だけランニングよりは上としました。

テニス

指標点数
年齢性別による実力差3
少人数でできる4
競技の場所が身近3
費用が安い3
天気が悪くてもできる3
多様なプレースタイル3

テニスは卓球のご先祖様のような競技ですが、卓球よりもプレーエリアが広いため要求されるフィジカル的要素が強くなります。また、競技場所へのアクセスや費用も少しだけハードルが上がる印象です。

天候の影響に関しては、屋内コートも存在するので悪天候でもできなくはないかと思い、評価は中間程度としました。

プレーの多様性はそこそこあるかと思いますが、卓球の異質ラバーのようなものはないので、若干劣る評価としています。

ゴルフ

指標点数
年齢性別による実力差4
少人数でできる3
競技の場所が身近1
費用が安い1
天気が悪くてもできる1
多様なプレースタイル5

ゴルフは技術が問われるスポーツで、小学生でも練習を積めばかなりいいスコアで回ることができるようです。ただ、保育園児でもできる卓球よりは難易度が高いでしょう。

そして言わずもがなですが、ゴルフはコースへのアクセスが大変で、しかもかなりの費用がかかります。手軽に行けるゴルフ練習場なら市街地にも数多くありますが、ここではあくまでコースに出るのを前提に判断しました。

用具も高額で、クラブを何本も揃えるとかなりの出費になります。しかし、それらを駆使して戦略的にプレーすることになるので、多様性は非常に高いと考えました。

フットサル

指標点数
年齢性別による実力差2
少人数でできる2
競技の場所が身近3
費用が安い3
天気が悪くてもできる3
多様なプレースタイル4

サッカーよりも手軽にできるフットサル。個人競技かチーム競技かという違いはありますが、傾向はテニスと似ています。屋外だけでなく屋内コートがある点も。

チーム競技である分、プレーの多様性は高くなります。フィジカルによる実力差はテニスよりも大きくなりそうです。

野球

指標点数
年齢性別による実力差2
少人数でできる1
競技の場所が身近2
費用が安い4
天気が悪くてもできる1
多様なプレースタイル5

ど定番のスポーツである野球ですが、キャッチボール程度ならともかく、きちんとやろうとするとかなりハードルが高くなります。そもそもチームに入らないとどうにもならないという……。

でも、野球の魅力はそういうことじゃないですね。ポジションごとに求められるプレーがまったく異なる多様性とか、それらが織りなすドラマとか、たぶんそんなのですから比較対象に入れるのが間違っていたかもしれません。

ボウリング

指標点数
年齢性別による実力差4
少人数でできる5
競技の場所が身近3
費用が安い2
天気が悪くてもできる5
多様なプレースタイル1

ボウリングは高齢者でもプレーできて、しかもプレー間の会話の時間が長いのでコミュニケーションにも良いということで、生涯スポーツとして人気なのだそうです。言われてみればたしかに納得の理由です。

場所がボウリング場に限られるため、競技時間あたりの費用はちょっと割高かなと考えました。もしかしたら会員金額とかありそうですが。

プレーの多様性を低くしたのは、そのときどきのシチュエーションに応じて最適のプレーがある程度決まってそうだと思ったからです。創造性を発揮する余地は少なくて、型の決まった理想のプレーにどう近づけるかなのかなと。その意味では、卓球をチェスに例えたりすることがありますが、ボウリングは詰め将棋だといえそうです。

まとめ

各スポーツのチャートをあらためて並べてみます。

こうして見ると、卓球のバランスがいいですね。まあ、私が勝手に決めた指標で数値化しているから当たり前なんですが。

勘違いしていただきたくないのは、この内容をもって卓球が他のスポーツよりも優れていると述べたいわけではありません。他のスポーツにはまた別の良さがあります。それらを否定はしません。みんな違ってみんないい。

ただ、卓球というスポーツのストロングポイントがどこにあるか考えておくのは、いち卓球人として無駄にはならないんじゃないかと思っています。

「面白いからやる」は当然正しいのですが、なぜ面白いのか、自分は卓球のどこに魅力を感じているのか、それを知っておけば、自分がどう卓球に取り組むのがいいか判断しやすいんじゃないかと思います。例を挙げるなら、のんびり気軽にやりたい自分の本心に気づかずに、ゴリゴリのチームをいろいろ探してしまったりする事態(私の実話です)を避けられるとか。

今回の記事では生涯スポーツとしてという観点で、広く一般的に言えそうな内容に触れましたが、もっと個人的に感じる別の卓球の魅力もあります。それについては機会があれば別で書きます。

では皆さん、良い卓球ライフを!

ABOUT ME
ピロシキ
ピロシキ
卓球うまくなりたい
中学3年間は弱小卓球部→ブランク30年を経て2021年夏から再開。主な生息地は緑橋卓球場。
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