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生涯スポーツとして卓球が最強である7つの理由

pirosikitt

「卓球は生涯スポーツ」というフレーズを耳にすることがある。子供からお年寄りまで、老若男女問わずいくつになっても楽しめるスポーツだという言説だ。

実際に卓球をやっていると、そうした言葉は本当だと実感させられる。卓球台からようやく頭が出たくらいの小学生にコテンパンにされたり、かなりお年を召された人生の大先輩にまたしてもコテンパンにされたり、そうかと思えばイケイケな学生に何かよくわからないけど勝ててしまったり。そんな機会が珍しくもなく、身の回りには当たり前のようにあふれている。

生涯スポーツとしての卓球を成立させている要素は何なのか、本日の昼ごはんであるチーズ月見バーガーを頬張りながら考えてみた。

年齢や性別による実力差が小さい

真っ先に思いつくのがこれだろう。卓球はフィジカルの差が比較的出にくいスポーツだ。それよりも動作の習熟も含めたテクニックが勝敗に寄与する部分が大きい。相手がすさまじい運動神経を誇るスーパーアスリートだったとしても、その人が卓球未経験だったなら、卓球経験者には絶対に勝てない。

メンタルの影響もでかい。フィジカルやテクニックが多少劣っても、メンタルが安定していればひっくり返せる。

これらの結果、小学生に負ける成人男性(私)や、高齢者に負ける成人男性(私)という悲しい存在が生まれる。つらい。でも逆に言えば、練習を重ねればおじいちゃんになった私が若者を倒す未来もありえるわけで、ちょっとワクワクする。生涯をかけて取り組んでやろうという気持ちも芽生える。

少人数でできる

卓球は2人いればプレーできる。対人競技としては最少の人数だ。

相手が最低1人はどうしても必要になるので、ランニングや水泳といったタイムを競う形式の個人競技にはさすがに及ばないが、野球やサッカーなどのチーム競技に比べればもっと気軽に取り組める。

練習したくなったら、卓球場や練習会にふらっと出向けばいい。たいていなんとかなる。チーム競技だとこうはいかない。事前にメンバーのスケジュール確認して日程調整して……という段取りが必須になる。

生涯スポーツとして長く続けていくには、「やりたいときにすぐやれる」という着手するまでのハードルの低さが大きな後押しになるはずだ。

天気が悪くてもできる

屋内競技だから天気は関係ない。いや、湿気でボールが滑るとか、体育館の冷房がなくて暑いとかで、関係がないと書くと語弊があるような気もするが、そういう意味ではなくてどんなに悪天候だろうとその施設がぶっ壊れない限りはプレーできる。

これが屋外競技だと、雨が降った時点でかなり気が滅入る。やる気をなくす。びしょ濡れ透け透けでテンションが上がる奇特な性癖の方も中にはいらっしゃるかもしれないが、ほんの少しその気持ちがわからないこともなくはないが、一般的な傾向として雨は嫌がられる。

その点、雨が降ってもプレーできるのは、競技生活を継続することへのポジティブな要素になるに違いない。

競技の場所が身近にある

卓球場や体育館、スポーツセンターなどの施設が主な活動場所になる。ランニングやウォーキングのように、一歩外に出ればそこがフィールドだというわけにはいかないが、ゴルフや登山みたく目的地へ到着するまでが小旅行になってしまうことはない。卓球なら、車で30分圏内くらいには何らかの活動場所があるんじゃなかろうか。

ただ、これは私が都市在住者だからそう感じるだけで、地方にお住まいの方はもっと苦労されているかもしれない。気分を害されたらすみません。

費用を安く抑えることもできる

卓球にかかる費用はわりと安い。たとえば、大会に1日参加しても相場は2000円いかないくらい。比べるまでもないけど、ゴルフなんて桁が違う。最近はマラソン大会の参加費も高騰しているらしい。

いやいや卓球は用具が高いという反論があるかもしれないが、別に性能を求めなければ安く済ますこともできる。かつ、安い用具でも十分にプレーできる。

どこまで費用をかけるかは個人の裁量。たとえ費用を抑えたとしても、努力次第でレベルアップは可能。もしスポーツに捻出できる費用が少なくなっても、それなりに続けていける余地があるのは生涯スポーツとして大きなメリットだろう。

多様なプレースタイルが存在する

卓球にはオーソドックスなドライブ主戦型だけでなく、異質の前陣攻守やカットマンなどなど、多種多様な戦型が存在する。バリエーションがめちゃくちゃ多い。だから、どんな体格・体力・年齢・性格の人でも必ずマッチするスタイルがある。

それは、生涯を通して自分自身にどんな変化が起きたとしても、そのときどきに応じた戦い方があるということだ。歳を取ったから、身体が動かなくなったから競技ができなくなるということがない。むしろ、その身体の特徴に合わせた卓球をする楽しみすらあるかもしれない。

競技レベルに応じた試合がたくさんある

卓球の大会は毎日のようにどこかで開催されている。上級者が集まる手強い大会もあれば、初心者向けのアットホームなものもある。

それらはたいてい、どんなレベルの方を対象にした大会なのかカテゴライズされている。だから、自分の実力に見合った大会に参加すれば、勝ったり負けたりのちょうどいいバランスを楽しむことができる。

また、レベルが分かれているのはつまり、誰にでも優勝のチャンスがあるということにもつながる。これがマラソンなんかだと、優勝するのは雲の上の人で、ほとんどの人はどれだけタイムを縮められるか自分との戦いになる。

自分との戦いもいいけど、やっぱり相手にも勝ちたい。優勝したい。卓球にはそのチャンスが数多くある。それもまた生涯を通して継続するモチベーションになる。

とりとめもなく書きましたが、特にまとめずに終わります。では皆さん、良い卓球ライフを!

ABOUT ME
ピロシキ
ピロシキ
卓球うまくなりたい
中学3年間は弱小卓球部→ブランク30年を経て2021年夏から再開。主な生息地は緑橋卓球場。
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